一人の戦い 血戦の採卵日 中編

妊活日記
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夏になるとふと思い出すのですが、あれはそう、芋娘まっしぐらの中学1年生のとき。

運動会前の全体練習中、

待機でグラウンドにクラスごとに座っていた時に、後ろから小石が飛んできたことがありました。

ふと見ると違うクラスの男子生徒がどうやら投げた様子。

私とはあんまり交友が無い男子生徒だったので、違う人に当てようとして私に当たったのかと、無視していると、また二つ目、三つ目の小石が当たりました。

おいこら!

と思い振り向くと、いたずら成功したような楽し気な笑みを浮かべている男子生徒。

どうやら私を狙っていたようなので、やり返してやろうと小石を投げ返すと、嬉しそうに小石をキャッチしている様子。

あの時はからかわれてるのかと、憤って小石を投げましたが、今思えば

あいつ・・・私のこと好きだったんじゃねぇの?

と楽しい妄想に落ち着きました。

結局なのですが、その後もそんなに接する機会もなく、なぜあの時小石投げられたのかは不明です。

そんな楽しい妄想は置いておいて、今日は採卵日中編です。

麻酔入りまーす

手足を拘束され、うめき声の聞こえる中、先生がやってきました。

先生
先生

麻酔入れます。2つの薬を入れます。

まず一つ目。

頭がぼわっと温かくなる感覚があり少し気持ち悪い感じでした。

先生
先生

二つ目、入れると少しピリッとします。

言われた通り、皮膚がピリッとするような感覚があり、その後、記憶は飛びました。

鈍痛

いい、い、痛い?????痛い!

お腹の鈍痛で目を覚ますと、私はまだ手術台の上に居ました。

あれ?説明だと静脈麻酔だから、眠ったまま終わって、気が付くのは待機室のベッドの上だと聞いていたのだが・・・?

もしかしてまだ終わっていない?

はい。終わっていませんでした。

生理痛×2ぐらいの痛みがあり、はっきりと声を出しました。

げじげじまゆげ
げじげじまゆげ

痛いです!

すると看護師さんが先生に「覚醒されてます」と言ったのが聞こえました。

先生
先生

あともう少しです

まだ終わらないのかと痛みに耐えていると5分ぐらいで終わり、器具を抜きます。と声をかけられて、その後、お下を看護師さんがきれいに拭いてくれて、パンツをはかせてくれました。

全部意識あるとだいぶ恥ずかしいものです・・・

ストレッチャーに乗るのも、ベッドに移るのもすべてはっきりとしていて、とにかくお腹の痛みで眠気など皆無でした。

壁掛けの時計を見ると私が手術室に入ってから約1時間経過していました。あれ?みんな30分もしないで出てきていたみたいなのに・・・時間かかったから麻酔切れたのかな?

看護師さん
看護師さん

体調はどうですか?

げじげじまゆげ
げじげじまゆげ

お腹が痛いのですが

看護師さん
看護師さん

喘息があるようなので、痛み止めはなるべく飲まない方がいいですかね。もう少し我慢しましょうか。

そこから15分我慢したのですが、もうどの態勢にしていいかわからないぐらい痛くなってきたので、渡されていた院内ピッチでナースコールすると

・・・現在ドライブモードです。

と流れました。

え?

何回かけても、ドライブモードの案内が。

院内ピッチドライブモードにすな!!!!!

結局私が最後の採卵だったためその後の人の出入りがほとんどなく、5分ぐらいしてやっと人が入ってきた気配がしたので、仕切りのカーテンをまくって寝たまま声をかけました。

げじげじまゆげ
げじげじまゆげ

すみません・・・ナースコールしたのですがドライブモードのようでつながらなくて。お腹どうしても痛いので、何か鎮痛剤頂けますか?

看護師さん
看護師さん

すぐ確認してきます!!

戻ってきた看護師さんには間違ってドライブモードにしていたことを詫びられて、まだ上から飲み物は飲めないので、座薬入れますねーと言われました。

お恥ずかしながら、力抜いてくださーい。と言われて座薬入れてもらいました。

半日ぶりの飲食

15分ぐらいで薬が効いてきたのか痛みが薄れてきました。その後、看護師さんがやってきました。

看護師さん
看護師さん

起き上がってみて、持ってきた飲み物飲んでみてもらっていいですか?

ごくんと問題なく飲み下すのを確認していたようでした。

看護師さん
看護師さん

問題なさそうですね。この後、持ってきたお菓子も食べてもらって大丈夫そうだったら、お手洗いに行って下さい。出血が酷いようならまだ少し安静にされてください。問題なかったら、ナースコールに電話もらってもいいですか?

もうとにかくこの時、お腹ペコペコ、喉カラカラでした。

何せ朝7時から、絶飲食!食べ物だけではなく、飲み物も7時から飲んでいないのです。

採卵が夏じゃなくてよかったと心から思いました。絶対汗かいて喉からからになる・・・

看護師さんが出ていくと速攻で、ペットボトルのアセロラジュースをがぶ飲みして、持ってきたガルボ(チョコレート菓子)をがりがり食べました。

お腹も満たされたので、お手洗いに行くと、若干ふわふわするような感覚はありましたが平衡感覚も問題なくたどり着けました。

拭きとり紙を見ると、うっすらの出血があるものの問題なさそうでした。

多のう胞性卵巣症候群で50個も卵胞あって、1時間も採卵しててもこんな出血しかないなんて、先生の技術力の高さを感じました。

達成感

ベッドに戻り、ナースコールをすると、ロッカーで着替えて待合室で待つように指示がありました。

この後、コーディネーターさんと話して会計してから終わりだそうです。

この時やっと

ああ、やってやった、

と達成感がふつふつと沸いてきました。

気分は、大学入試が全部終わった時のような高揚感と達成感。

2年間の妊活で初めて、精子と卵子が出会う日が来るのかと思うとまたこみあげてくるものがありました。

後編に続く


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